しゃけlog

思考の整理めも

『「技術書」の読書術』を読みました

『「技術書」の読書術』をさっき読み終えたので感想記事です。

なぜ読んだ?

本を買うのが好きで、最近では仕事柄技術書を買う機会も増えている。 が、なかなか読みきれない。読むのに時間がかかってだんだん飽きてしまい、4割くらいで離脱してしまうことが多くなっている。

積読解消のモチベーションになればと思い購入。

知りたいこと知れた?

わからない本や飽きた本はとりあえず後回しにしてもいいんだよと、「一旦諦めること」への勇気をもらった気がする。 あとは、隅から隅まで読むことが読書の「目的」になりがちだけど、技術書を読む時って小説を読む時などと比べるとある程度「これを知りたい!」という目的があると思うので、目的に沿った部分をとりあえず読むとか、ある意味「捨てる勇気」みたいなのを持つことが大切なんだなと思った。

肝心の本の「読み方」自体は、結構初心者のエンジニア向けの本な気がする。 技術書によくあるコード写経の話や、本の読み方のおすすめな順番(入門→専門書→逆引き)など。

中盤であった、90分で本を読む時間制限読書法は、特に新しいことを習得する場面で、最初の何から手をつけていいかわからないけどとりあえずある程度のところまで知識をつけたい時に有効だと感じた。1冊の本に費やす時間が90分しかなかったとしても、積読して埃をかぶるよりはマシだし、自分に合わないような難しい本だったとしても90分で見切りをつけられていいことづくめだと思う。 今私はアーキテクチャ系の本を積読してるので、これは試す価値があるかもしれない。

印象に残ったことは?

「本をたくさん読んでいると、自分が過去に購入した本を間違って買ってしまうことがあります。」と書いてあって、「いや、流石にそうはならんやろ!」と心の中で突っ込んだ。が、著者の方の膨大な蔵書が収納されている本棚の写真を見て、これは仕方がないかも…と思った。 そういえば、私も小学校の時にすでに持っているNARUTO8巻を間違えて買ってしまった時があった(ちょっと違うやろ)。

あとは、第1部の本の選び方で、書店の本の並べ方などかなり深めの内容が掲載されていて面白かった。技術書だけでなく様々なジャンルの本について言及されており、エンジニアだけでなくこれまで読書に慣れ親しんでこなかった方も楽しめると思う。 ただ、バーコードの仕組みの解説の章は流石に「ディープすぎるだろ!」と笑った。

友達におすすめするならなんていう?

積読を解消したいと考えている友達に、「積読は解消しないよ!なぜなら、魅力的な本が次から次へと生まれてくるからね!」と言って渡したい。「読書」とは何なのか?何のために本を読むのか?その目的を思い出させてくれる一冊。